お知らせ

認知症関連事業を開催しています。

2025年09月23日

9/21は世界アルツハイマーデーであることにちなんで、9月は「認知症月間」。全国で認知症キャラバンメイトや認知症地域支援推進員が、認知症に関する正しい理解と普及を目的とした様々な取り組みを展開しています。当包括支援センターでも、一迫・花山地区在住、在勤のキャラバンメイトの方々および地元の中学生さんの協力を得て、8/29~9/30までの期間、一迫ふれあいホールの図書室とギャラリーをお借りして、認知症に関する書籍の特集や山王デイサービス、グループホーム山王の利用者さんの作品などを展示しています。

また9/20(土)には、同じく一迫ふれあいホールを会場に「認知症サポーター養成講座」および「栗原市高齢者等見守り支援事業(どこシル伝言板)体験会」を開催しました。この「高齢者等見守り支援事業(どこシル伝言板)」は令和4年から栗原市で実施している事業で、認知症などにより一人で外出し自宅に戻れなくなった方の発見、保護、家族の負担軽減を目的とし、QRコードのついた見守りシールを交付する事業です。全国的にも認知症が原因で行方不明となる方が増加しています。地域で不安そうにしている高齢者がこのシールを貼っているのを発見したら、110番通報をしたり、QRコードを読み取ると「どこシル伝言板」のサービスにつながり、掲示板上で発見者と事前に登録した保護者との間でメッセージをやり取りをして、迅速な発見につながるようになるシステムです。しかしながら、市内ではまだ十分に周知されていない現状があり、今回「どこシル伝言板体験会」を開催し、高齢者への声かけやQRコードを読み取る練習をする機会を設けることにしました。今回は「どこシル伝言板」の作成元である東邦ホールディングス株式会社の方々をはじめ、警察や消防署、行政などの関係機関の方にも協力いただきました。また圏域のオレンジカフェのスタッフ、過去に認知症サポーター養成講座を受講、さらにステップアップ講座を受講しオレンジパートナーの登録をしたいただいた方々にも参加いただき、皆さん大変関心をもって楽しく体験をしていただきました。声かけ訓練の際は高齢者役を担当したキャラバンメイトの方々の迫真の演技により、皆さん大変ご苦労された様子も(笑)ちなみに今回協力いただいたキャラバンメイトのメンバーは宮城福祉会の職員が多く、法人の横のつながりも実感したイベントになりました。

9月も残りわずかとなりましたが、ぜひ、一迫ふれあいホールに足を運んで図書室や展示物を見学していただければと思います。その際は、ぜひメッセージツリーにもメッセージを残していただければ幸いです